花名の「スイートピー」は、英名で（sweet pea）
まるで蝶のように軽やかな姿の花に爽やかな良い香りがあることから 「スイート（sweet）=甘い」、マメ科に属する植物であることから「ピー（pea）=豆」 「スイートピー（sweet pea）=甘い香りの豆」と花の持つ特有な香りから命名されました。
ちなみに、和名の「麝香豌豆（じゃこうえんどう）」も同じくスイートピーの甘い香りに因んでおり、 「麝香（じゃこう）」は英語で、香料の「ムスク」を指すことから、人々は、古くから香りを楽しんで鑑賞していたことがうかがえます。

１６９５年にイタリアのシチリア島で発見され、 その後イギリスに渡り、スイートピーが持つ独特の良い香りと まるで蝶が羽ばたいているかのような形状が人々に愛され、ヨーロッパ各地でブームとなりました。
イギリス王エドワード７世の妻アレクサンドラ王妃もスイートピーをこよなく愛し、あらゆる式典や晩餐会で飾られるようになり、 それがきっかけで世界にスイートピーの名が広まったと言われています。
また、日本には江戸時代後期に渡来されたと言われており、 大正時代以降盛んに観賞用として栽培されるようになりました。

「ほのかな喜び」「門出」「優しい思い出」「永遠の喜び」